【4月26日 AFP】24日のサッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)の試合で膝を負傷し、W杯ロシア大会(2018 World Cup)出場が不可能となったリバプール(Liverpool FC)のアレックス・オックスレイド・チェンバレン(Alex Oxlade-Chamberlain)が、「打ちひしがれている」とソーシャルネットワーク上に心境をつづった。その一方でチェンバレンは、試合前に襲撃されたサポーターと家族の痛みに比べれば「大したことじゃない」とも話している。

 チェンバレンは、24日に行われたASローマ(AS Roma)とのチャンピオンズリーグ準決勝第1戦で、前半の途中に負傷し、担架で運び出されていた。そして25日、正確な離脱期間は明らかにされていないが、膝の靱帯(じんたい)の損傷と診断されていた。

 チェンバレンはツイッター(Twitter)で「シーズンのこれだけ重要な時期にこんなけがをしてしまって、果てしなく打ちひしがれている。リバプールでこの後のチャンピオンズリーグの試合に、さらにイングランド代表でW杯に出られないことに、すごくがっかりしている」と胸中を明かした。

 ローマに5-2で大勝したリバプールだが、試合前にアイルランドから観戦に訪れたサポーターがローマファンに襲われて頭部に重傷を負い、危篤状態にあるというニュースが勝利に暗い影を落としている。事件については、すでに2人が殺人未遂容疑で逮捕されている。

 これについてもチェンバレンは「出来る限り早く戻れるよう全力を尽くすつもりだが、試合前にひどい負傷をしたリバプールファンの家族が味わっている気持ちと比べれば、そんなのは大したことじゃない。僕の思いは、サポーターと、彼の愛する人たちとともにある」とコメントした。

 チェンバレンは、2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)と2016年の欧州選手権(UEFA Euro 2016)の2大会連続で、膝の負傷で本大会の出場を逃していた。(c)AFP