【4月26日 AFP】米ニューヨークのマダム・タッソー(Madame Tussauds)ろう人形館で25日、メラニア・トランプ(Melania Trump)米大統領夫人のろう人形がお披露目された。ドナルド・トランプ大統領の不倫問題をめぐり夫婦間の不和もうわさされるメラニア夫人だが、プレゼンターを務めたショーン・スパイサー(Sean Spicer)前米大統領報道官は同夫人の「内助の功は偉大」などと持ちあげた。作品は5月31日に首都ワシントンのマダム・タッソーに移される。

 メラニア夫人のろう人形は、ホワイトハウス(White House)の大統領執務室(Oval Office)を模したセットで、トランプ大統領と並べて展示された。

 スパイサー氏は、公の場で控えめな人物として知られしばしば過小評価されるメラニア夫人について「非常に思いやりのある上品な人」と紹介した。

 大統領夫妻の仲をめぐっては、とりわけ元ポルノ女優とプレイボーイ(Playboy)誌の元モデルが、2005年のメラニアさんとの結婚後にトランプ氏と関係を持っていたと主張して以来、臆測が絶えない。

 だがスパイサー氏はそれを問題にせず、「どんな夫婦にもあるように彼ら(大統領夫妻)にもいろいろな時期があるのだろうが、彼女の内助の功は偉大だ。そこには本当の愛と気遣いがある。それが一番大事なことだ」と強調した。

 トランプ大統領のホワイトハウスに務めた半年間の逸話について尋ねられたスパイサー氏は、代わりに7月に出版予定の著書「The Briefing」を宣伝した。同書は、マイケル・ウォルフ(Michael Wolff)氏による「Fire and Fury: Inside the Trump White House(炎と怒り──トランプのホワイトハウスの内側)」やジェームズ・コミー(James Comey)前連邦捜査局(FBI)長官による「A Higher Loyalty: Truth, Lies, and Leadership(仮訳:高い忠誠心──真実とうそとリーダーシップ)」に続く最新の内幕本となる。(c)AFP