【4月25日 AFP】男子ゴルフ、元世界ランキング1位のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が24日、ネパール史上初の女子プロゴルファーになることを目指している18歳の少女をプライベートレッスンに招待した。

 米フロリダ州ジュピター(Jupiter)のゴルフコースでウッズから一生に一度のチャンスとも言える30分の手ほどきを受けたのは、プラティマ・シェルパ(Pratima Sherpa)さん。先日には米スポーツ専門チャンネルESPNのドキュメンタリーでも、プロゴルファーへの挑戦を特集されていた。

 今回のレッスンはウッズの慈善団体とESPNの協力により実現。メジャー通算14勝を誇る同選手は、シェルパさんとのレッスンを終えて「@TGRFound(自身の慈善団体)のチームやプラティマ・シェルパさんと刺激的な一日。ネパール出身の信じられないような女性だ」「彼女の努力やハードワーク、決意には、みんな学ぶところがあると思う」と自身のツイッター(Twitter)につづっている。

 また、ESPNが報じた記事の中でウッズは「プラティマは信じられないの一言」「彼女のストーリーを読んで感動した。実際に会って話すことができて本当に刺激になった。彼女の旅路、そして彼女からにじみ出る幸せを目にすることができて良かった」と付け加えている。

 ESPNの報道によると、ゴルフ・ダイジェスト(Golf Digest)誌が約1年前に掲載した特集記事でシェルパさんの存在を知ったウッズは、その後に応援レターを送っていたとされており、ESPNは24日付の記事で「タイガーからの手紙で良いプレーをしたいと奮い立たされた。手紙をいただいたときは本当に驚いた」とするシェルパさんの言葉を伝えている。

 シェルパさんの資金を集めるウェブサイトwww.teampratima.comによると、シェルパさんはロイヤル・ネパール・ゴルフクラブ(Royal Nepal Golf Club)の4番ホールにある質素な小屋で生まれ、現在もそこで生活しているという。(c)AFP