【4月25日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、リバプール(Liverpool FC)に所属するMFアレックス・オックスレイド・チェンバレン(Alex Oxlade-Chamberlain)が24日、けがで今季絶望の見通しとなり、13年ぶりの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)制覇を目指すクラブ、W杯ロシア大会(2018 World Cup)を控えるイングランド代表チームに激震が走った。

 リバプールが本拠地アンフィールド(Anfield)でASローマ(AS Roma)に5-2で勝利したチャンピオンズリーグ準決勝第1戦でチェンバレンは、前半18分に負傷して担架で運ばれた。

 リバプールを指揮するユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は「オックス(チェンバレンの相性)のけがが控室のムードに暗い影を落とした」とコメントした。

 モハメド・サラー(Mohamed Salah)とロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が2得点を記録し、サディオ・マネ(Sadio Mane)もゴールネットを揺らしたリバプールは、一時は5-0でリードするなど5月26日にウクライナのキエフ(Kiev)で行われる決勝進出に大きく近づいた。

 しかし終盤に奪われたエディン・ジェコ(Edin Dzeko)とディエゴ・ペロッティ(Diego Perotti)のアウェーゴールと、チェンバレンのけががクロップ監督の祝勝ムードに水を差した。

 チェンバレンは今季終了かと問われたクロップ監督は「残念だがその見通しだ。だから私は舞い上がることができないんだ。今夜われわれはファンタスティックな選手を失った」と答えている。

 昨夏アーセナル(Arsenal)からリバプールに移籍したチェンバレンは、クロップ監督の下で復活を遂げた。

 リバプールが3-0で勝利したマンチェスター・シティ(Manchester City)とのチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦で見事なゴールをマークしたチェンバレンは、6月15日に開幕するW杯に出場するイングランド代表入りが濃厚とされていた。(c)AFP