【4月25日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は24日、内戦が続くシリアについて、イランによる影響力の伸長を防ぐのが重要だとの認識を示した。早期に米軍を撤収させる従来の方針の軌道修正を図った可能性がある。

 トランプ氏は訪米したフランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領と開いた共同記者会見で、「我々は地中海周辺でイランの好き放題にさせたくない」と語った。

 また、米軍が近くシリアから引き揚げることになるとしながらも、米国はシリアに「しっかりとした永続的な足跡を残す」ことを望んでいるとも述べた。

 トランプ氏は「我々はシリアのISIS(イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の別称)、イラクのISISに関して任務をほとんど終えた。これまで誰もできなかった仕事だ」と指摘。一方で「(米を)撤収させたいが、やり遂げなければならないことをしてからであってほしいとも思う」と表明した。(c)AFP