【4月24日 AFP】韓国大統領府は24日、27日に行われる南北首脳会談の夕食会のメニューを公開した。北朝鮮の代表料理の冷麺や、過去の南北首脳会談に出席した歴代韓国大統領の故郷から取り寄せた食材を使った料理などが供されるという。

 夕食会のスケジュールの詳細はまだ発表されていないが、会談に引き続き、軍事境界線の韓国側施設「平和の家(Peace House)」で開催される予定。

 料理の一部は北朝鮮から取り寄せる。北朝鮮を代表する冷麺を文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領が提案すると、北側もこれに応じ、平壌の有名レストラン「玉流館(Okryu-gwan)」の料理長を派遣するという。韓国にも冷麺はあるが、夕食でもやはり平壌風を優先するとみられる。

 この他、かつてスイスの全寮制学校に通っていたという金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長に懐かしんでもらおうと、スイスの伝統的なジャガイモ料理のロスティを韓国風にアレンジした品も含まれる。

 さらに、文大統領と、歴代の金大中(キム・デジュン、Kim Dae-Jung)・盧武鉉(ノ・ムヒョン、Roh Moo-Hyun)両元大統領の故郷で採れた魚介類や肉、米も使用される。金元大統領は2000年、盧戻大統領は2007年の南北会談に臨んでいる。(c)AFP