【4月24日 CNS】国家移民管理局は18日、「国務院の決定により2018年5月1日以降、海南省(Hainan)へ入国する59か国からの外国人に対し、ビザを免除する政策を打ち出し、海南省の全面的な改革開放を勧める」と発表した。中国公安部が北京市(Beijing)で開いた記者会見で明らかにした。

 公安部は、従来から海南省の経済発展のために積極的に外国人の入国制限を緩和してきた。2000年には21か国の団体旅行客に対し、15日間のビザなし渡航が認められ、10年には対象国が26か国に増えた。今回は、対象国がさらに増えるだけでなく、有効期間も30日間まで延長されるほか、従来の団体旅行だけでなく個人旅行も対象とされた。

 海南省の国際的な知名度と影響力を上げることで、同省の観光業を活性化させ、経済発展を目指す。中国移民管理局は海南省を重要な国際化の窓口として開放していく方針だ。(c)CNS/JCM/AFPBB News