【4月23日 AFP】アフガニスタン東部で22日、3人の兄弟が首を切断され殺害された。当局が23日、明らかにした。当局はイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」による犯行だとして非難している。

 同国ナンガハル(Nangarha)州の報道官はAFPの取材に対し、19歳と24歳、27歳の兄弟3人は22日夜、チャパルハル(Chaparhar)郡の自宅からISによって連れ出され殺害された。

 パキスタンと国境を接するナンガハル州は、IS戦闘員らの拠点となっている。

 報道官は「兄弟が暮らしていたチャパルハル郡で遺体が発見された」と説明。兄弟のうち2人は最近医学校を卒業し、三男はまだ大学在学中だった。また兄弟の父親は昨年ISに殺害されていたという。

 同国では、旧支配勢力タリバン(Taliban)よりはるかに小さな勢力であるにもかかわらず、首都カブールなど国内各地で繰り返される攻撃に対して犯行声明を出している。(c)AFP