【4月23日 AFP】ベルギーの裁判所は23日、2015年にフランスの首都パリで起きた同時襲撃事件で、唯一生存している実行犯とされるサラ・アブデスラム(Salah Abdeslam)被告(28)に対し、テロ関連の殺人未遂罪で禁錮20年の有罪判決を下した。

 ベルギーの首都ブリュッセルの同裁判所は、アブデスラム被告に加え、同時に逮捕されていたチュニジア人のソフィアン・アヤリ(Sofiane Ayari)被告に対しても、両被告の過激主義への関与に疑いはないとして同じ刑を言い渡した。

 アブデスラム被告はパリ同時襲撃の準備段階で主要な役割を果たしたとされ、事件発生から数時間後にベルギー国内に逃亡。逮捕される数日前の2016年3月15日には、ブリュッセル南部フォレ(Forest)地区で行われた家宅捜索で警察と銃撃戦を繰り広げ、警官4人が負傷していた。(c)AFP