【4月23日 CNS】中国経済にとって、サービス業の重要性が日に日に高まっている。中国国家統計局(National Bureau of Statistics)のケイ志宏(Xing Zhihong)報道官は17日、「サービス業は中国経済成長のけん引力になっている。中国経済のモデルチェンジとアップグレードの象徴でもある」と述べた。

 中国のサービス業は2012年に第二次産業の規模を上回り、中国経済の最大産業となった。以後、経済成長においてサービス業の存在感は着実に高まっている。ケイ報道官は「昨年、中国GDPに占めるサービス業の比率は51.6%で、経済成長に対する貢献率は58.8%だった。今年第1四半期、この比率はさらに上昇する見込みだ」と述べた。

 ケイ報道官はさらに、「中国は中所得国の仲間入りを果たした。住民の収入が向上し、中所得者層の消費が拡大し、以前の物質的消費からサービス消費へとシフトしている。旅行、文化、教育、健康など分野における消費ニーズが高まり、サービス業の発展を後押ししている」と指摘する。

 ケイ報道官は、「中国はサービス業の市場開放を進めている。金融業の外資出資制限を緩和し、教育、医療などの分野における外資や民間の投資意欲も高い」と述べた。(c)CNS/JCM/AFPBB News