【4月28日 AFP】英国のヘンリー王子(Prince Harry)と米女優メーガン・マークル(Meghan Markle)さんの結婚式は、世界中から注目されている。

 メーガンさんはもうすぐ、世界の最上流階級の家族の一員となり、何世紀にもわたって英王室に受け継がれてきた独自の儀礼を学ぶことになる。結婚式への招待客も、英王室の荘厳さを保つための厳しい儀礼に従った最高の振る舞いを期待される。

 メーガンさんと招待客は、どのような複雑な儀礼に従わなければいけないのか。王室エチケットの専門家、ウィリアム・ハンソン(William Hanson)氏に話を聞いた(以下発言部分は同氏)。

■会釈とお辞儀

 王室のメンバーに会うとき、男性は首を軽く下げる会釈、女性は膝を曲げるお辞儀(カーテシー)をしなければならない。世界のリーダーたちでさえ、やり方に戸惑うことがある作法だ。

「床に着くまで膝を曲げるのはカーテシーとは呼べない。それでは立ち上がれなくなってしまいます。頭を軽く下げ、手を脇に付け、片足をもう片方の足の後ろに引く。背筋は伸ばしたまま、膝を曲げます」

 メーガンさんは、付き人や近しい家族の助けを得て、王室の儀礼を素早く学ぶことが期待されるだろう。

 メーガンさんは結婚によって、夫となるヘンリー王子の爵位に対応する称号を獲得する。従って、ヘンリー王子よりも序列が下の王室メンバーは、メーガンさんよりも先にカーテシーをしなければならない。

「とはいえ、例えばメーガンさんが廊下を一人で歩いているときにベアトリス王女(Princess Beatrice)に会った場合、ベアトリス王女は王族の血を引いているので、メーガンさんがベアトリス王女にカーテシーをしなければならない。分かりにくい」とハンソン氏。

 同氏によると、王室ウオッチャー初心者にも王室の序列が簡単に分かる方法がある。「行事に到着する順番である程度は分かる。序列が下の人物ほど、先にやって来る」

■握手とあいさつ

 英ポップスターのエド・シーラン(Ed Sheeran)さんは、王室のメンバーに会った時にすべきではない握手の見本になってしまった。チャールズ皇太子と右手で握手しながら、左手を皇太子の右腕に添えてしまった。

「左手は使わないこと。自分の脇に置いておく。(左手を使うのは)儀礼に反する」

 エリザベス女王(Queen Elizabeth II)と話すときには、最初は「女王陛下(your majesty)」と呼び掛け、それ以降は「女王様(ma’am)」と呼ぶ。「ハムと言うように(短く)マムと発音し、ファームのようにマームとはしない」