【4月23日 AFP】アフガニスタンの首都カブールにある有権者登録所の外で22日に発生した自爆攻撃による死者は、女性や子どもを含む少なくとも57人、負傷者は119人に上った。保健省が発表した。この攻撃については、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が傘下のプロパガンダ機関アマック(Amaq)を通じて犯行声明を出している。

 被害者の多くが搬送されたイステクラル病院(Isteqlal Hospital)では、悲痛と憤怒の声が入り交じった。親族らは、政府が保護を怠ったと非難している。

 負傷者のいとこだという男性はAFPに対し、「我慢も限界に近い。無実の人々の命が日々奪われている責任は政府が負うべきだ。誰も投票になど行きやしない」と語った。

 アフガニスタンは、来年の大統領選挙の前哨戦と位置付けられている議会選挙を今年10月20日に控え、安全上の懸念がますます強まっている。(c)AFP