【4月23日 AFP】17-18イタリア・セリエAは22日、第34節が行われ、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場を争うラツィオ(SS Lazio)とインテル(Inter Milan)はともに勝利した。ラツィオはチロ・インモービレ(Ciro Immobile)の2ゴールなどでサンプドリア(Sampdoria)に4-0で大勝し、インテルも2-1でキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)を下した。

 この結果、残り4試合で上位勢は、前日勝利したASローマ(AS Roma)が勝ち点67の3位、ラツィオが同勝ち点ながら直接対決の成績で4位、インテルが1ポイント差でチャンピオンズリーグ出場圏外の5位となっている。

 ラツィオのシモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)監督は「われわれは偶然4位以内にいるわけではなく、ピッチ上の成果でこの順位を勝ち取った。ローマとインテルも強さを維持しているが、われわれも最後まで戦い、どちらかの上にはいきたい。全身全霊でその目標を達成する」とコメントした。

 ラツィオとインテルは、シーズン最終節にラツィオホームでの直接対決を残しており、欧州カップ戦の出場権の行方はそこまでもつれる可能性もある。インテルのルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督は「その試合がカギになるかはわからないが、われわれは争いが最後まで続くつもりでいる」と話した。

 ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)の出場権争いでは、トリノ(Torino FC)に2-1で勝利したアタランタ(Atalanta)が、前日に最下位ベネベント(Benevento Calcio)に敗れたACミラン(AC Milan)をかわして出場圏内の6位に浮上した。

 そのミラン相手にサン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)で金星を挙げたベネベントだが、その翌日に1年でのセリエB降格が決まった。17位のクロトーネ(FC Crotone)がウディネーゼ(Udinese)に勝利し、ベネベントとの勝ち点差は14のまま残り試合数が4になったため、逆転が不可能となった。(c)AFP/Emmeline MOORE