【4月23日 AFP】女子テニスの国別対抗戦フェドカップ(Fed Cup 2018)は22日、各地でワールドグループ準決勝の試合が行われ、前回覇者の米国とチェコが決勝進出を決めた。

 敵地エクサンプロバンス(Aix en Provence)でフランスと対戦した米国は、この日の初戦で全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)覇者のスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens)が6-2、6-0でクリスティーナ・ムラデノビッチ(Kristina Mladenovic)を下し2勝1敗として決勝に王手をかけると、続く一戦で世界13位のマディソン・キーズ(Madison Keys)が7-6(7-4)、6-4で同122位のポーリン・パーメンティア(Pauline Parmentier)を退けた。

 第1セットでパーメンティアにゲームカウント1-4とリードされたところから巻き返したキーズは、「自分のためにではなくて、このチームのためにまた決勝に進むために勝てて最高の気分です」とすると、「こんな雰囲気の中でプレーするのは好きです。みんなが自分のことを応援していなくても、それでも最高の試合になります。決勝はすごいことになるだろうと思っています」とコメントした。

 一方でチェコは、ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova)が6-2、6-2でドイツのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber)を退け、ここ8年で6度目となる決勝進出を決めた。

 21日の試合で2勝0敗とリードしていたチェコは、敵地シュツットガルト(Stuttgart)での第3試合でカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova)が4-6、2-6でユリア・ゲルゲス(Julia Goerges)に敗れたが、クビトバが勝利を決定付ける白星を手にした。

 フェド杯通算30勝目を挙げたクビトバは「本当にほっとしています。試合の前には緊張していました。残り2試合の中で1ポイントを取らなければならない中で、全力を尽くしました」と振り返った。

 決勝は、11月10日と11日にチェコのホームで開催される。チェコは一昨年大会まで3連覇を達成していたが、昨年は米国が優勝を飾っている。(c)AFP