【4月22日 AFP】17-18ドイツ・ブンデスリーガ1部は21日、第31節の試合が行われ、ミシ・バチュアイー(Michy Batshuayi)が足首の負傷で戦線離脱したボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は、ジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)とマルコ・ロイス(Marco Reus)が輝きを放ち、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に4-0で快勝した。

 イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティ(Manchester City)の育成チーム出身の18歳サンチョは、前半13分に先制点を決め、イングランド人史上最年少でブンデスリーガ1部での得点を記録。後半18分にはマクシミリアン・フィリップ(Maximilian Philipp)の3得点目をアシストし、さらに同34分にはロイスの頭にピンポイントで合わせ、計3得点に絡んだ。

 ゴールがオフサイドで取り消され、その後のPKを失敗していたロイスは、さらにシュートがバーをたたいたものの、直後にマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)のパスからチーム2得点を挙げている。ドイツ代表復帰を目指すロイスは、3月に行われたスペインとドイツとの親善試合に招集されなかったが、ヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督が観戦する中、W杯ロシア大会(2018 World Cup)のメンバー入りを猛アピールした。

 ロイスは試合後「1点リードして自信が持てた。PKは威力がなくて失敗してしまったが、そのことで後半はもっとチームの助けになりたいと思えた」とコメントした。

■レアルとのCLに向け万全のバイエルン

 一方、すでに優勝を決めているバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は、途中出場したトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)らが得点を記録し、ハノーバー96(Hanover 96)を3-0で退け、レアル・マドリード(Real Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)準決勝第1戦のリハーサルを終えた。

 ユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督は主力数人を先発で起用しなかったが、バイエルンは後半からピッチに立ったミュラーが12分に先制点を挙げると、その後はレワンドフスキとセバスティアン・ルディ(Sebastian Rudy)のゴールで突き放した。

「全体的に素晴らしいサッカーだった」と勝利を喜んだハインケス監督は、さらに「誰がどのポジションでプレーしてもチームは絶好調だ。チャンピオンズリーグが迫っているときは、こういう形でリーグ戦に勝つことが重要になる」と手応えを示した。(c)AFP/Ryland JAMES