【4月22日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2017-18)は21日、決勝が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はリオネル・メッシ(Lionel Messi)とルイス・スアレス(Luis Suarez)が活躍をみせ、セビージャFC(Sevilla FC)を5-0で破り、今季1冠目を達成した。

 5年連続の決勝進出となるバルセロナは、前半のうちにメッシのゴールとスアレスの2得点で3点のリードを奪うと、後半にもアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)とフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)が得点を記録し、優勝がほぼ確実になっているリーグ戦との国内2冠のうち1冠目を獲得した。

 バルセロナはこれで4連覇を果たし、国王杯優勝は通算30回を数える。しかし、本格的なお祝いの機会はおそらく次週となり、バルセロナは29日に行われるデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)との試合に勝利すれば、リーグ制覇が決まる。

 国内2冠を達成し、さらに無敗のリーグ優勝というおまけがついたとしても、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)で準々決勝敗退に終わった失意を完全に埋め合わせることはできない。それでも、美しさと力強さが同居したこの日の内容は、エルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督のチームは効率重視で面白味がなく、メッシ頼みだという批判への一定の反論になる。

 スアレスは試合後「カップ戦を勝ったからといって、ローマでの失意が消せるわけじゃない。それでも、シーズンの初めに2冠をくれると言われたら、何でもしただろう」とコメントした。(c)AFP