【4月20日 時事通信社】ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャが虐殺された事件を取材していたロイター通信のワ・ロン記者とチョー・ソウ・ウー記者が国家機密法違反で起訴された問題で、警察高官は20日、警察が2人の逮捕を仕組んだことを認めた。

 ヤンゴンの裁判所で行われた予審に検察側証人として出廷した高官は、警察幹部が部下に対し、「機密文書」をワ・ロン記者に手渡した後、同記者を逮捕するよう指示したと証言。「逮捕しなければ君たちが監獄行きだ」と幹部が語ったことを明らかにした。

 記者2人は昨年12月、政府の機密文書を所持していたとして逮捕された。2人は警官から食事に誘われ、飲食店で文書を渡された直後に逮捕されたと話していた。

 2人が調べていたのは西部ラカイン州で昨年9月、ロヒンギャ10人が殺害された事件。国軍は今月10日、兵士の関与を認め、7人に懲役10年を科した。

 2人の予審は1月から行われており、有罪の場合、最高で禁錮14年が科される。(c)時事通信社