【4月21日 CNS】中国・山西省(Shanxi)で13日、アジア競技大会(Asian GamesAsiad)選抜を兼ねた全国水泳決勝戦が行われた。女子200メートル背泳ぎの予選で、傅園慧(Yuanhui Fu、フ・エンケイ)はやや低迷気味の2分15秒19で14位となった。試合後、引退を考えていることを明らかにした。

 インドネシア・ジャカルタで行われる今年のアジア競技大会は、中国水泳チームが参加する今年の最も重要な試合の一つだ。その選抜試合ということで、国内からの関心も高く、傅の活躍も注目されていた。

 この日会場に現れた身長180センチの傅は、コンディションを元に戻すため、冬の間オーストラリアでトレーニングして体重を65キロまで落としていた。しかし結果は理想とは程遠かった。肩の痛みが影響したのか、「もう以前のような泳ぎができない」と漏らしていた。

 痛み止めの薬を飲みながら練習を続けていたが、今大会開催地に到着してからも、「左肩の状態はあまり良くない。あまり激しいトレーニングができない」と話していた。試合後は、「左肩に力が入らないから、片腕で泳ぐしかなかった。もう試合に耐えうる体力がないかもしれない。引退を考えるべきなのか」と話していた。