【4月20日 AFP】トルコ1部リーグ、ベシクタシュ(Besiktas)の指揮を執るシェノル・ギュネシュ(Senol Gunes)監督が19日、同じイスタンブールに本拠地を置く宿敵フェネルバフチェ(Fenerbahce)とのトルコ杯(The Turkish Cup)準決勝第2戦で観客から投げつけられたと思われる物体が頭部に当たり、病院に搬送された。敵地のスタジアムが混乱に陥る中、試合は後半12分に中止された。

 トルコ代表の伝説的GKで、指導者としてはベシクタシュをリーグ連覇に導いているギュネシュ監督は、頭に何らかの物体を投げつけられて痛みで頭を抱え込み、うろたえながら芝に倒れ込む姿が地元テレビ局の映像で確認された。チームの医療スタッフにロッカールームへ運ばれ、負傷した頭部を5針縫う治療を受けた同指揮官は、退院時期については不明となっている。その後、病院に搬送されて担架で運ばれている姿の画像が公開された。

 この試合では、事件が発生する前にもフェネルバフチェのファンとベシクタシュの選手がもめる場面があった。前半にはベシクタシュの選手に何らかの物体が投げられて試合が5分間ほど中断されたほか、ポルトガル代表のスター選手でベシクタシュのDFペペ(Pepe)が、タックルしたとされる不可解な判定で退場処分となった際には一触即発の雰囲気に包まれた。

 トルコサッカー連盟(TFF)はこの試合に関して後日裁定を下すことになっている。イスタンブールのアジア側に本拠地を置くフェネルバフチェのホームで行われた同カードは、中止になった時点で0-0(2戦合計2-2)となっており、現時点では再試合となる可能性がある。

 同リーグのイスタンブールダービーは欧州サッカー界でも最も激しい一戦として知られており、昨年9月に行われたベシクタシュとフェネルバフチェの試合では、両チーム合わせて5枚のレッドカードと12枚のイエローカードが出された。

 シーズンがいよいよ終盤に突入して今回の騒動でさらに緊張感が高まる中、ベシクタシュ、フェネルバフチェ、ガラタサライ(Galatasaray)、イスタンブールBBSK(Istanbul Basaksehir)の上位4チームにリーグタイトル獲得の可能性が残されている。(c)AFP