【4月19日 AFP】中国軍の戦闘ヘリコプターが、同国南東部の沿岸で実弾演習を行った。国営メディアが19日、報じた。ただこの演習が、緊張が高まっている台湾海峡(Taiwan Strait)で実施されたのかどうかについては言及されていない。

 国営の新華社(Xinhua)通信によると、中国人民解放軍(PLA)の演習は18日に行われ、「海上における空軍の全天候作戦能力」を確認するため多様な型のヘリコプターが参加したという。

 国営の中国中央テレビ(CCTV)は、ヘリコプターが離れた海中にある標的に向かってミサイルを発射する様子を放映した。

 こうした報道は、演習が行われた具体的な場所については触れていないが、中国軍による台湾海峡での実弾演習と同じ日に重なった。

 中国これまでにも、自国の領土とみなす台湾によるあらゆる独立の動きに対して厳しい警告を発してきたが、先週、台湾海峡で軍事演習を行うと発表したことで、中台間の緊張はますます高まっている。(c)AFP