【4月19日 時事通信社】オーストラリアの研究機関「ARCサンゴ礁研究所」は19日、同国東部沖にある世界最大のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」で、地球温暖化などがもたらした海水温度の極端な上昇の影響で、サンゴが大量に死滅したとの研究報告を発表した。

 研究チームは、温暖化防止に向けた気温上昇の抑制に成功しなければ「サンゴ礁の生態系が劇的に変化する」と警告した。

 報告は科学誌ネイチャーにも掲載。それによると、研究チームは、エルニーニョ現象の影響も重なって水温が極端に上昇した2016年、人工衛星のデータを使って水温の状況を把握しながら、2300キロにわたるグレートバリアリーフを構成する3863カ所のサンゴ礁の状況を観測した。その結果、16年3月~11月の9カ月間で約3割のサンゴが死滅したことが判明。特に水温が高かった北部の3分の1は深刻で、死滅したサンゴの比率は5割を上回ったという。(c)時事通信社