【4月20日 AFP】17-18スペイン1部リーグは19日、第33節の試合が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は終盤から途中出場したフアンミ(Juan Miguel Jimenez Lopez 'Juanmi’)が2ゴールを決めたレアル・ソシエダ(Real Sociedad)に0-3で完敗した。

 ディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督率いるアトレティコは、すでにリーグ首位のFCバルセロナ(FC Barcelona)に大きく引き離されて追いつくのは困難な状況に直面していたが、この日の敗戦で勝ち点12差をつけられ、タイトル獲得の望みが事実上ついえてしまった。今季残りは5試合のみとなっており、今後は同3差の3位レアル・マドリード(Real Madrid)を抑えて2位を確保することに全力を尽くしていく必要がある。

 次週にはヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)でのタイトル獲得を目指し、アーセナル(Arsenal)との準決勝第1戦を控えているアトレティコのシメオネ監督は先日、チームの大黒柱であるストライカーのアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)がライバルチームからのオファーを受けることを食い止めるためには、ここから調子を上げていかなければならないと警告していた。報道によると、同選手はバルセロナやイングランド・プレミアリーグへの移籍が有力視されている。

 この日のパフォーマンスを受けて、シメオネ監督は悩みの種が膨らむことは避けられず、「きょうは前半からふがいなかった。後半は最初こそ調子を上げていたが、安定したプレーを持続できずに同点に追いつくことができなかった。レアル・ソシエダを祝福しなければならない。相手は素晴らしい試合をして正々堂々と勝利を手にした」と話した。(c)AFP