【4月19日】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は18日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長との首脳会談の実現を望むが、もし会談が「有益」なものにならなそうであれば、事前でも途中でもこれを破棄することも辞さないと発言した。

 米朝首脳会談が実現する可能性は、米中央情報局(CIA)のマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)長官が4月第1週の週末にかけて訪朝し、金委員長と平壌で面会したことで一層高まっている。

 トランプ大統領は18日にポンペオ長官と金委員長の極秘の面会があったことを認め、同長官の訪朝は成功だったとし、米国の次期国務長官に指名しているポンペオ氏を褒めたたえた。

 フロリダ州で安倍晋三(Shinzo Abe)首相との会談を終えたトランプ大統領は、金委員長との「非常に成功した」会談を5月か6月と想定しつつ、一方で、「事前に会談が有益なものにならないと判断した場合、私は会談に赴かない。会談の場に出ても、会談が有益なものでないと判断した場合、謹んで立ち去る」と警告した。

「私はいつも柔軟でいることを好む。だからこの選択肢に関しても柔軟でいるつもりだ」とトランプ大統領は付け加えた。(c)AFP/Jerome CARTILLIER, and Andrew BEATTY in Washington