【4月19日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2018)は18日、シングルス2回戦が行われ、大会第9シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)はボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)を7-6(7-2)、7-5で下し、3回戦進出を決めた。

 右肘の故障に苦しみ、昨年7月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)以降では今回が4回目の大会出場となっている現在30歳のジョコビッチは試合後、「本物のバトルだった。もっと早く勝負を決められたのは確かだが、再びこういった感情を持てたりするのはとても良いことだ」と語った。

 先日にアンドレ・アガシ(Andre Agassi)氏との師弟関係を解消したジョコビッチは、長年にわたり自身のコーチを務めたマリアン・ヴァイダ(Marian Vajda)氏と約1年ぶりにタッグを再結成し、今大会では早期敗退に終わったBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)とマイアミ・オープン(Miami Open 2018)からの巻き返しを目指している。

 四大大会(グランドスラム)通算12勝のジョコビッチは次戦、第5シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)と対戦することが決まった。その先の準々決勝では大会連覇を狙うラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と激突する可能性もあるが、自身はティエム戦の後のことは考えていないという。

 過去2年連続で全仏オープンテニス(French Open)の準決勝に残っているティエムについてジョコビッチは「ナダルとの対戦の可能性について考えたり、話したりするのはドミニク、そしてドミニクのテニスに対して失礼。去年のローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)では彼にストレートで負けたし、クレーでは間違いなく世界トップ3に入ってくる選手だ」と話した。

 同日に行われた試合では、第2シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)が6-3、7-6(7-4)でフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)を退け、3回戦に進出。元全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)覇者のチリッチは次戦、カナダのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic)と対戦する。(c)AFP/Jed Court