【4月19日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は18日、北朝鮮をめぐり今後予定される一連の首脳会議で、形式上、戦争状態の続いている韓国と北朝鮮が永続的な平和への道筋をつけられるよう望んでいると表明した。

 トランプ氏は、米フロリダ州で行った安倍晋三(Shinzo Abe)首相との共同記者会見で、「われわれは、朝鮮半島全体が安全、繁栄、平和の中で共に暮らせる日が来ることを望んでいる」と述べた。

 さらに「以前にも述べたように、北朝鮮が完全かつ検証可能、不可逆的な形での非核化を達成した暁には、同国には明るい道が待っている」「彼ら(朝鮮半島の人々)と世界にとってすばらしい日になるだろう」と語った。

 トランプ大統領は先に、中央情報局(CIA)のマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)長官が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長と平壌で面会していたことを認めていた。

 金委員長は来週、韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領との首脳会談を予定しており、正式な平和宣言についても協議される可能性がある。トランプ氏と金委員長の会談はその後に行われるとみられている。

 米ホワイトハウス(White House)によると、トランプ氏と金委員長はまだ直接言葉を交わしていないが、トランプ氏は17日、歴史的な会談に向け米国と北朝鮮が最高レベルで接触したと述べていた。

 米当局者らによると、米朝会談の開催地は決まっていないが、候補地には中国、北朝鮮、韓国、韓国と北朝鮮の軍事境界線にある板門店(Panmunjom)が挙げられている。(c)AFP