【4月19日 CNS】中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)昌吉回族自治州(Changji Hui Autonomous Prefecture)から安徽省(Anhui)宣城市(Xuancheng)宣州区(Xuanzhou)古泉鎮(Guquan)を結ぶ「昌吉-古泉」±1100キロボルト高圧直流送電線プロジェクトは15日、長江(揚子江、Yangtze River)をまたいで全線がつながった。

 新疆ウイグル自治区から東へ送電する2本目の超高圧送電プロジェクトで、甘粛省(Gansu)、寧夏(Ningxia)、陝西省(Shaanxi)、河南省(Henan)、安徽省を通る。全長は約3324キロメートルで、年内に操業開始予定。完成すると、毎年の華東地区への送電は660億キロワット時に上り、30ワットの電球が4億個ともせる計算になる。

 今回つながったか所は全線の中で最も重要な部分で、塔の高さ225.2メートル、塔の重量は1259トン、横断する送電線は1790メートルに達する。

 昌吉と古泉を結ぶプロジェクトは、電圧レベルは世界トップレベル。送電量は世界最大、送電距離は世界最長で、「一帯一路(Belt and Road)」建設の重要な役割を担う。(c)CNS/JCM/AFPBB News