【4月18日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のストラテジー(戦略)グループとコミッションは17日、2019年シーズンからの変更として、燃料搭載量の増加とドライバーがバイオメトリック・グローブを使用することなどで合意した。

 バイオメトリック・グローブの導入は、ドライバーの安全性に加え、アクシデントが起きた際のメディカルスタッフによる対応の向上を目的とされており、センサーが脈拍数や血中酸素量を検知し、体温をモニタリングする。

 そして、来シーズンからはマシンの燃料搭載量が105キロから110キロに引き上げられ、統括団体の国際自動車連盟(FIA)が出した声明では、各チームが「常にエンジンをフルパワーで使うこと」を可能にすると説明されている。

 また、3つ目の変更点として、大柄なドライバーが不利にならないよう、マシンの重量からドライバーの体重を切り離されることが決定。声明では「空気抵抗に関する議論は引き続き行われる。各チームと協議しながらFIAが進めている研究の結論が出次第、決定は4月末までに下される見通し」と付け加えられた。(c)AFP