【4月18日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2018)は17日、シングルス2回戦が行われ、大会第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)と第4シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)は、ともに1セットダウンから逆転で16強入りを決めた。

 全仏オープンテニス(French Open)では2週目に勝ち残った経験がないなど、これまでクレーでは苦戦が続いているディミトロフは、予選勝者のピエール・ユーグ・エルベール(Pierre-Hugues Herbert、フランス)と対戦。第1セットを先取される展開となったが、第2セットを5ゲーム連取で奪い返すと、最終セットは序盤でブレークを献上しながらも素早く立て直し、3-6、6-2、6-4のスコアで勝利をつかんだ。

 昨季はウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2017)やATPワールドツアー・ファイナルズ(ATP World Tour Finals 2017)で栄冠に輝いた26歳のディミトロフは試合後、「3週間も実戦から離れていたし、少しなまっていた」とした上で、「自分にできることはファイトして、勝つ方法を見つけることしかなかった。でも、どうやって勝ったかはあまり関係ない」と語った。

 今大会で自身3度目のマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)優勝を目指す20歳のズベレフは、こちらも第1セットを奪われながらも4-6、6-3、6-2でギル・ミュラー(Gilles Muller、ルクセンブルク)に逆転勝ち。3回戦では、同日行われた1回戦で杉田祐一(Yuichi Sugita)を下したジャン・レナード・ストラフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)とファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)の勝者と顔を合わせる。

 その他の試合では、第6シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)が7-6(7-4)、7-5でステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を退け、3年連続の3回戦進出を決めたが、前回大会でベスト4に入った第7シードのリュカ・プイユ(Lucas Pouille、フランス)は6-2、1-6、6-7(3-7)でミーシャ・ズベレフ(Mischa Zverev、ドイツ)に苦杯をなめている。(c)AFP/Jed Court