【4月17日 時事通信社】カリブ海の島国キューバで18日朝(日本時間同日夜)、国会に当たる人民権力全国会議(定数605)が2日間の日程で招集される。会議では元首であるラウル・カストロ国家評議会議長(86)の後任に、ミゲル・ディアスカネル第1副議長(57)が選出される見通し。

 ディアスカネル氏が議長に就けば、1959年のキューバ革命後、初めて権力が故フィデルとラウルのカストロ兄弟を離れることとなる。ラウル氏引退により、今後は各分野でディアスカネル氏ら「革命を知らない世代」への世代交代が加速する可能性がある。

 ただ、ラウル氏は退任後も共産党内では引き続き序列1位で、一定の影響力は保つとみられる。加えて、ディアスカネル氏はカストロ兄弟を信奉しており、路線の急激な変化はない見通しだ。

 ラウル議長は2013年2月にディアスカネル氏が第1副議長に選ばれた際、「同志は成り上がり者でもなければ、急ごしらえ(の幹部)でもない」と強調。たたき上げの同氏の能力を高く評価した上で、「新しい世代に社会主義建設を継続する責任を渡していくことで、独立と国家主権が守られると確信している」と述べていた。(c)時事通信社