【4月17日 AFP】米ニューヨーク(New York)のメトロポリタン美術館(Metropolitan Museum of ArtMET)は今年5月10日から10月8日まで、カトリックがファッションに与えてきた影響をテーマにした展覧会「ヘブンリー・ボディーズ:ファッションとカトリックのイマジネーション(Heavenly Bodies: Fashion and the Catholic Imagination)」を開催する。同展のためにバチカンは、聖職者の衣服など約40点をメトロポリタン美術館に貸し出す。

 展示が予定されているのは、18世紀から19世紀にかけて歴代の教皇が身に着けてきたリングや王冠など。また、「バチカン以外では初公開となる」システィーナ礼拝堂(Sistine Chapel)の貴重な品も展示される。同展では、15人以上の教皇が君臨していた時期に焦点を当てる。

 メトロポリタン美術館のアンドリュー・ボルトン(Andrew Bolton)氏は、「ファッションと宗教はいつでも互いにインスピレーションと影響を与え合ってきた」と語る。

 2月26日にローマで開催されたプレゼンテーションには、デザイナーのドナテッラ・ヴェルサーチ(Donatella Versace)やファッション誌「ヴォーグ(Vogue)」米国版のアナ・ウィンター(Anna Wintour)編集長、ローマ法王庁(バチカン)の文化評議会議長(文化相に相当)を務めるジャンフランコ・ラバジ(Gianfranco Ravasi)枢機卿らが出席した。(c)AFP