【4月16日 AFP】オーストラリア南東部シドニー近郊で週末、大規模な森林火災が発生し、16日現在も延焼が続く中、消防隊が100人態勢で消火に当たっている。当局によると、火災の規模と住宅地との距離の近さにもかかわらず「奇跡的に」家屋への被害はなく、負傷者も出ていないという。

 火災は14日午後、秋としては季節外れの高い気温と強風の中、シドニーの南西で発生。放火の疑いもあり、ニューサウスウェールズ(New South Wales)州警察が原因を調べている。これまでに2430ヘクタール以上が焼け、住民の一部が避難を余儀なくされている。

 シドニー近郊のホルズワージー(Holsworthy)とムアバンク(Moorebank)にある豪軍リバプール駐屯地(Liverpool Military Area)では14日、コアラが森林火災から救出された。(c)AFP