【4月16日 AFP】17-18スペイン1部リーグは15日、第32節の試合が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は退団を表明したフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)が途中出場からゴールを決めるなどし、3-0でレバンテ(Levante)に勝利した。

 シーズン終了後にユース時代から所属していたアトレティコから退団することを6日前に発表していた34歳のトーレスは、時間を巻き戻したかのような見事なボレーシュートを蹴り込んだ。これがトレースにとってリーグ戦通算100点目となっている。

 アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は「フェルナンドはここの象徴だ。彼がゴールを決めようが決めまいが、タイトルを取ろうができなかろうが、敬意や勤勉さ、クラブでのアイデンティティーを持ち合わせていることで、このクラブでの居場所を手にしている。それは一つのゴールで変わることはない」と語っている。

 アトレティコは前半33分にアンヘル・コレア(Angel Correa)が先制点を決めると、後半3分にアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が追加点。今季の出場の短さに不満を募らせていたトーレスはグリーズマンとの交代でピッチに入り、その後得点した。

 快勝を収めたアトレティコは首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点11差を維持し、2週間後に迫ったヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)準決勝のアーセナル(Arsenal)戦に弾みをつけた。

 またこの勝利でアトレティコは6シーズン連続となる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場権を獲得している。

 シメオネ監督は「バルセロナの今シーズンはとんでもないものだ。彼らに近づけるようにトライしていくつもりだが、そうでなければ彼らを祝福することになるだろう」と語っている。(c)AFP