【4月16日 AFP】18F1第3戦中国GP(Chinese Grand Prix 2018)は15日、決勝が行われ、前日の予選前にパワーユニットのトラブルに見舞われていたレッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が今季初勝利を収め、表彰台ではシャンパンを靴に入れて飲む「シューイ」で勝利を祝った。

 前日の予選を6位で終えていたリカルドは、セーフティーカー導入のタイミングでタイヤ交換交換を行うと、45周目にはそれまでトップを走っていたメルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)を抜き去り、通算6勝目を挙げた。ボッタスは2位となり、3位にはフェラーリ(Ferrari)のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が入っている。

「僕は退屈なレースに勝てていないんだ。面白い展開だったと思う」とコメントしたリカルドは、14日のフリー走行でエンジントラブルに見舞われながらも、迅速な対応で同日の予選に間に合わせたチームのメカニックを称賛し、「24時間前まで、僕は決勝で後方スタートになると思っていた。きのうの彼らの仕事ぶりに感謝している。そのおかげで結果を残せた」と述べた。

 一方、現在総合争いで首位に立つフェラーリのセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は、ポールポジションからスタートしながらもピットストップ後にリードを奪われると、表彰台を狙える位置につけていた終盤にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)との接触で順位を落とし、レースを8位で終えた。

 前回のバーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2018)決勝でもメルセデスAMGのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)と接触していたフェルスタッペンは、10秒加算のペナルティーを受けたものの、最終的には5位に入っている。(c)AFP