【4月15日 AFP】北朝鮮と中国が伝統的な同盟関係の修復を目指す中、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長が14日、平壌で中国高官と会談し、中国とのより強い結び付きを求めた。朝鮮中央通信(KCNA)が15日、報じた。

 金氏と会談したのは、平壌で開催された春祭りに参加するため芸術団を率いて訪朝した中国共産党中央対外連絡部の宋濤(Song Tao)部長。

 KCNAによると、金氏は14日、宋氏率いる代表団と会談。宋氏は習近平(Xi Jinping)国家主席からの「心のこもったあいさつ」を伝えた。

 両氏は中国共産党と朝鮮労働党の関係や国際情勢に関する重要問題ついて「深い意見交換」を行ったとされるが、詳細は明らかにされていない。

 金氏は3週間前の先月25~28日に北京を電撃訪問して習氏と会談。南北、米朝首脳会談を前に中朝の同盟関係強化に向けた姿勢を示していた。(c)AFP