【4月15日 AFP】17-18ドイツ・ブンデスリーガ1部は14日、第30節の試合が行われ、3冠を狙うバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はザンドロ・ヴァーグナー(Sandro Wagner)が2得点を記録するなど、ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に5-1で大勝した。

 前節の試合でリーグ6連覇を達成し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)でもベスト4入りを決めたバイエルンは、この日も相手を圧倒し、良い形で17日に行われるバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)とのドイツカップ(German Cup 2017-18)準決勝に臨めることになった。

 バイエルンではロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)の控えという立場のヴァーグナーだが、この日はエースに代わって先発出場し、出場最近8試合で7得点と結果を残している。ヴァーグナーは「楽しめている。状態は最高に良いし、夏のW杯ロシア大会(2018 World Cup)にも出るつもりでいる」と語った。

 2017年11月のホームゲームでバイエルンに土をつけているメンヘングラッドバッハは、前半9分にヨシップ・ドゥルミッチ(Josip Drmic)が切り返しでDFをかわしてから先制点を決め、バイエルンファンを沈黙させた。それでもバイエルンは、同37分にトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)との連携からヴァーグナーが同点ゴールを決めると、その4分後に再びヴァーグナーがヘディングで逆転ゴールを決めた。

 後半6分にヴァーグナーのシュートが相手GKヤン・ゾマー(Yann Sommer)に弾かれたこぼれ球をティアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara)が押し込んで3点目。さらに腰の負傷から戻った左SBのダビド・アラバ(David Alaba)が豪快な右足ミドルを決め、最後はチャンピオンズリーグの試合で目を腫らしたレワンドフスキが、途中出場からチームの勢いに乗って今季公式戦36得点目を決めた。

 バイエルンのユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督は「セビージャFC(Sevilla FC)戦から7人を変更したが、チームにはハーモニーと素晴らしい雰囲気があった」とコメントした。

 大勝したバイエルンは、2位シャルケ04(Schalke04)に勝ち点23ポイントの大差をつけている。15日にはシャルケと3位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)とのルールダービーが行われる。(c)AFP/Ryland JAMES