【4月14日 AFP】国連(UN)の国際海事機関(IMO)加盟国は13日、2050年までに海運分野の船舶の二酸化炭素(CO2)排出量を半減させることで合意した。海運業は船団の在り方を改めることを余儀なくされる。

 IMOは声明で「この戦略は初めて、2050年までに温室効果ガスの総排出量を2008年比で少なくとも50%減少させることを想定したものだ」と述べた。

 英ロンドンに本部を置き、173か国が加盟するIMOで2週間にわたって行われた協議では、サウジアラビアや米国といった主要な海運国家は初期の草案には反対していた。

 一方で、主要な船籍国でありながら海面上昇の危機に直面しているマーシャル諸島のような国々は、確固たる取り組みを求めた他、欧州連合(EU)は70~100%の削減を求めていた。

 しかし、合意は最終的に利害関係国に広く支持された。(c)AFP/Dario THUBURN