【4月14日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2018)の組み合わせ抽選が13日に行われ、大会連覇を目指す世界ランク1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、長年のライバルであるノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と同じ山に入り、順当に勝ち進めば準々決勝で激突する見込みとなった。

 昨年大会で通算10度目のタイトルを獲得したナダルは、大会第1シードとして1回戦は免除となっており、クレーコートシーズンの幕開けとなる初戦ではスロベニアのアリャス・ベデネ(Aljaz Bedene)と予選勝者のどちらかと対戦する。

 1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)以来の実戦となった前週の国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2018)ワールドグループ準々決勝で、ドイツを倒して母国の4強入りに貢献したナダルは、「モンテカルロでは10回も優勝していて、これはすごい数字だ。だけど、もう一度勝ってみせるよ」と意気込んだ。

 31歳のナダルはモンテカルロ・マスターズでは2005年に初優勝を飾り、決勝ではジョコビッチを2度倒している。しかし、ナダルが同大会の決勝で黒星を喫した唯一の相手もジョコビッチで、2013年大会では同選手がストレート勝ちを収めてタイトルを手にした。

 四大大会(グランドスラム)通算12勝を誇るジョコビッチは、アンドレ・アガシ(Andre Agassi)氏とのタッグを解消してから初めての大会で、予選勝者との1回戦で幕を開ける。順当に勝ち進めば、3回戦ではオーストリアのドミニク・ティエム(Dominic Thiem)が待ち受けている可能性がある。

 グランドスラム通算16勝のナダルは、3回戦でオーストラリアのタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis、オーストラリア)を迎え撃つとみられる。コキナキスはマイアミ・オープン(Miami Open 2018)でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)から大金星を挙げており、この勝利はナダルの世界1位奪還につながった。

 同じく2回戦から登場する第2シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は、初戦でフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)とパブロ・クエバス(Pablo Cuevas、ウルグアイ)の勝者と対戦することが決まった。

 昨季はマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)で2勝を記録している20歳のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は、初戦でギル・ミュラー(Gilles Muller、ルクセンブルク)と予選勝者のどちらかと戦うことになり、前週のデビスカップでナダルに敗れたリベンジを目指す。(c)AFP