【4月13日 AFP】アフリカ地域の重要な食料であるキャッサバが、「植物のエボラ」と称される伝染病の脅威にさらされ、同地域で食料危機を招く恐れがあると、研究者らが警鐘を鳴らしている。

 アフリカは世界中で約8億人が消費するキャッサバの主要産地で、その57%が生産されているという。

 でんぷんが含まれるキャッサバの塊根は、熱帯気候の国々では3番目に主要な炭水化物源で、ぎりぎりの生活を送る農民にとっては貴重な食料となっている。

 しかし、褐色条斑ウイルスによる新たな病害が近年拡大しており、アフリカ12か国の研究者らが、同大陸に忍び寄る「食料危機」を阻止するため緊急の措置を呼び掛けた。

 西アフリカ・ウイルス疫学(West African Virus Epidemiology)プログラムのジャスティン・ピタ(Justin Pita)事務局長は、「この伝染病に対する対策として、早期警告システムを導入するよう各国政府に求めている」と述べた。

 ベナンの研究者であるコルネイユ・アハンハンゾ(Corneille Ahanhanzo)氏はAFPに対し、伝染の拡大を阻止するための十分な時間や資金が投じられておらず、研究もなされていないと指摘した上で、「われわれ研究者が『植物のエボラ』になり得るこの伝染病に立ち向かう時だ」と話した。(c)AFP