【4月13日 AFP】サッカー元イタリア代表のアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)氏が12日、前日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)の試合で怒りを爆発させたユベントス(Juventus)のGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)を擁護した。

 チャンピオンズリーグ準々決勝でレアル・マドリード(Real Madrid)と対戦したユベントスは、第1戦の3点差を追いつきながらも終了間際にPKから得点を許し、2戦合計スコア3-4で敗退が決定。ブッフォンは、後半ロスタイムにマイケル・オリバー(Michael Oliver)主審がPKを与えた判定に激怒し、抗議の末に退場処分となった。

 これを受け、自身もユベントスで2015年までの5年間にわたりプレーしたピルロ氏は「もし自分がピッチにいたら、ああやって熱くなっていたと思う」「あのような試合でプレーして、終了10秒前にチャンスが逃げていったら、クレイジーになるのは当然だ」と語った。

「彼にとってチャンピオンズリーグでは最後の試合だったし、勝利を目指していた。ベルナベウ(レアルの本拠地)であのような試合を戦った後に、あれだけ疑わしいペナルティーがあったら気が狂うものだ」

 昨年11月、6度のセリエA制覇や2度のチャンピオンズリーグ優勝を経験した現役生活に別れを告げたピルロ氏は、インテル(Inter Milan)とACミラン(AC Milan)の選手としてキャリアの大半を過ごしたサンシーロ・スタジアム(San Siro Stadium)で来月21日に引退試合を開催する。

 入場料の全額がチャリティー団体に寄付されるというピルロ氏の引退試合には、2006年W杯ドイツ大会(2006 World Cup)で共に栄冠に輝いたブッフォンをはじめ、フランチェスコ・トッティ(Francesco Totti)氏やアレッサンドロ・デル・ピエロ(Alessandro Del Piero)氏が出場する予定。(c)AFP