【4月13日 AFP】ドイツメディアは12日、同国ブンデスリーガ1部のフランクフルト(Eintracht Frankfurt)を率いるニコ・コヴァチ(Niko Kovac)氏が、来季からバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の監督に就任すると報じた。バイエルンはユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)現監督が、今季限りで退任することが決まっている。

 独紙ビルト(Bild)とスポーツ・ビルト(Sport Bild)はこの日、現役時代にバイエルンでプレーした46歳のコヴァチ氏が、ハインケス監督の後任に就任すると報道。キッカー(Kicker)誌によると、クロアチア人の両親を持ち、ベルリンで生まれたコヴァチ氏は、フランクフルトと2019年まで契約を結んでおり、解除金は220万ユーロ(約3億円)になるという。

 フランクフルトとバイエルンは先週、ともにコヴァチ氏がミュンヘンへ戦いの場を移す可能性を否定しており、過去にクロアチア代表を率いた実績を持つ本人も「来季も私がフランクフルトの監督でいることに疑いの余地はない」とコメントしていた。

 バイエルンの後任監督をめぐっては、これまでも多くのビッグネームが取りざたされていたが、直近では2014年W杯ブラジル大会(2014 World Cup)でドイツを優勝に導いたヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督が、同国代表との契約を2020年まで残しているとして就任を否定した。

 また、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)のトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)前監督も、すでにバイエルンからの打診に断りを入れており、現在はフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)の次期指揮官に就くとみられている。

 ほかには、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を率いるマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督らの名前が挙がっていた。(c)AFP