【4月13日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は12日、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権が化学兵器を使用した「証拠」があると述べ、「しかるべき時」に対応を発表すると表明した。

 マクロン氏は仏テレビ局TF1とのインタビューで「化学兵器、少なくとも塩素が先週使用されたこと、それがバッシャール・アサド政権によって使用されたことを示す証拠がある」と言明した。

 マクロン氏はまた、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と毎日連絡を取っていると明らかにし、「しかるべき時、すなわち最も有益かつ最も効果的だとわれわれが判断した時点で決断を下すことになる」と述べた。

 マクロン氏はこれまで、シリアでの化学兵器使用を「越えてはならない一線」としてきた。

 同氏は、アサド政権の「化学攻撃能力の除去」はシリアにおける目標の一つだと言明。一方、状況のさらなる「深刻化」を回避したい意向も改めて示した。(c)AFP