【4月12日 AFP】ロックバンド「X JAPAN」が、今週末と来週末に米カリフォルニア州で開催される野外音楽フェスティバル「コーチェラ・バレー・ミュージック&アートフェスティバル(Coachella Valley Music & Arts Festival)」に出演する。25年以上前に挑戦した米進出や今年発表予定の新作について、リーダーのYOSHIKIに聞いた。

 1980年代にデビューしたX JAPAN。日本で絶大な人気を誇るこのバンドの楽曲の多くを手掛けるリーダーのYOSHIKI(52)は、過激なステージパフォーマンスで知られているが、長年のヘッドバンギングでダメージが蓄積し、昨年損傷した頸椎(けいつい)の緊急手術を受けた。

 YOSHIKIはその不屈の精神で復活し、X JAPANは米の代表的なロックフェスティバルであるコーチェラへの出演を決めた。この出演は1996年以来となるX JAPANの新アルバムへの序曲ともいえる。

 X JAPANは14日夜にステージに立つが、同じ時間には米歌手ビヨンセ(Beyonce)が別のステージでヘッドライナーを務める。日本はもちろん、ニューヨークやロンドンでアリーナレベルのステージに立ってきたX JAPANにとっては、少々物足りない規模となるかもしれない。

 それでもYOSHIKIは、「ワクワクしているし、どのような反応が見られるか楽しみ」とAFPの電話取材に語った。

 YOSHIKIは新作についても語った。タイトル未定のニューアルバムは2018年中の発表予定で、主に海外のオーディエンスに合わせ、バンド初となるほぼ全編英語の作品になるという。

 アルバムはYOSHIKIが住むロサンゼルスのスタジオで録音されたという。作品は「挑戦的ともいえる感じで、さらにエッジが効いている」と説明した。