【4月11日 AFP】ブルンジの警察当局は、1週間のうちに複数回不審な集会を行った容疑で逮捕された卓球クラブのメンバー21人を釈放した。選手らと親しい友人が11日、明らかにした。

 匿名で取材に応じたこの友人は「とても安心した。卓球クラブが本物で...そして間近に控える地方大会に向けて練習していたのだということを、国家情報局は最終的に理解した」とコメントした。

 警察の広報担当者は、逮捕した21人の中には「陸軍士官1人、警察官2人、退役軍人1人と一般市民ら」が含まれていたと公表した。「住宅に度々集まって治安を乱す計画を企てているとの通報が、住民から治安部隊にあった」と明らかにした。警察筋によれば、選手たちは逮捕されてから数時間後の9日夜には釈放された。

 これに対し、政府に批判的な人々はツイッター(Twitter)上で、ブルンジ当局の「妄想」だと批判した。

 ブルンジでは、ピエール・ヌクルンジザ(Pierre Nkurunziza)大統領の在職を2034年まで可能とする改憲をめぐる国民投票が5月17日に実施される。今回の一件はこの投票を前に発生した。(c)AFP