【新華社北京4月4日】ここ2年、「ニューリテール」、「スマートリテール」など、小売業の新業態が続々と出現している。小売業の大きな変化に伴い、重要な支柱となる物流業も深刻な変革に直面。アリババ、京東集団、蘇寧易購を代表とするインターネット通販企業は小売業の構造転換を促している。

 業界では、新たな科学技術を使い、情報の相互接続や資源の共有を通じて物流システムのオートメーション化とスマート化を果たし、物流効率向上や物流コスト削減を実現することが共通の認識となっている。菁財研究院がこのほど発表した「中国物流科学技術業界報告書」によると、現在、中国の物流業は新旧技術への統合を行う段階にあり、業界では自動運転、新エネルギー車(NEV)などの新技術を物流業に応用する模索が進んでいるという。

 また、中国の新型都市化への更なる進展に伴い、これまで工業センターだった大都市はサービス業センターへと変転しており、工業も中小都市へ移転し、各都市の物流に対する需要も異なってきた。

 小売業の変革や都市化の発展に適応するには、長期間にわたり、中国物流業の細分化市場で深化や専業化を更に進め、物流業(とりわけ運輸業)は零細化している現状から大規模化、集積化、プラットフォーム化へと進めることが鍵となる。物流技術の広範囲な応用に伴い、サプライチェーンも更にフラット化するとみられる。

 だが、これらの業界動向が現実化する前に、政府、企業、資本など多方面の大きな努力が必要だ。新たな情勢の下、中国の物流業は大きな発展チャンスに臨んでいるだけでなく、より多く、より厳しい課題を抱えており、物流業の構造転換・高度化は任重くして道遠しだ。(c)新華社/AFPBB News