■先祖は奴隷とスコットランド王

 他方で同書は、マークルさんが英王室と奴隷の血筋を持つことについても触れている。それによれば、母方の先祖は、米ジョージア州の綿花プランテーションで働く奴隷とされ、父方の先祖は、スコットランド王(在位1306~29)ロバート1世ブルース(Robert the Bruce)だという。

 モートン氏は、才色兼備で頭脳明晰、洗練されているマークルさんがヘンリー王子と結婚することで「国はもっと包括的で、英国の多文化的な面に通じているというイメージが促進されるだろう」と述べ、「彼女は寒々しいバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)に新風を吹き込んで多様性と温もりを与え、夫と偉大な王室を補完するはずだ」と締めくくっている。(c) AFP/Robin MILLARD