【4月10日 AFP】英ヘンリー王子(Prince Harry)の婚約者、米女優メーガン・マークル(Meghan Markle)さんは、この結婚を通じて「ダイアナ2.0」を目指す決意を胸に秘めている──近く出版される伝記本「メーガン:ハリウッドのプリンセス(原題:Meghan: A Hollywood Princess)」にはこのように記されている。同書には、ライフワークとなっている慈善活動の詳細や計算高い性格についても書かれている。

 同書によると、5月19日にヘンリー王子との結婚式が執り行われる予定のマークルさんには、自身の「メーガン・ブランド」を全力で守り、その過程において周囲の人を脇に追いやってきた過去があるという。知人らの話としていくつかのエピソードが紹介されている。

 英国で今月12日に出版される同書では、米テレビドラマ「SUITS/スーツ(SUITS)」の弁護士役などで知られるメーガンさんが最初の夫を捨て、長年の友人らとも疎遠になっていることなどに触れている。

 伝記の著者はアンドリュー・モートン(Andrew Morton)氏。故ダイアナ元英皇太子妃(Princess Diana)本人からの協力を密かに得ながら執筆した同氏の「ダイアナ元妃の真実(Diana: Her True Story)」はベストセラーとなった。

 モートン氏によると、ダイアナ元妃が他界した1997年頃、マークルさんは元妃に強く惹かれていたとされ、葬儀の様子を涙ながらに見ていたことや、チャールズ英皇太子(Prince Charles)との結婚式を中継する古いビデオを見ていたことについても本の中で明らかにされている。

 当時、家族ぐるみでの付き合いがあったという友人らは、マークルさんがダイアナ元妃に対して「そのスタイルだけではなく、個人として人道支援活動を行っていたこと」に興味を抱き、彼女を「ロールモデル」と見なしていたと話している。本では「彼女はいつも王室に魅了されていた。ダイアナ2.0になりたがっている」と幼なじみのニナキ・プリディ(Ninaki Priddy)さんの言葉が引用された。