【4月10日 AFP】18F1第2戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2018)決勝でキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)のマシンにひかれ、脚を骨折したフェラーリ(Ferrari)のメカニック、フランチェスコ・チガリーニ(Francesco Cigarini)氏の手術が成功した。

 8日に行われたレースでチガリーニ氏は、2回目のピットストップを終えて走り出したライコネンにひかれ、脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)を骨折。今週末にフェラーリでアンセーフリリースがあったのはこれが2度目で、チームには5万ユーロ(約660万円)の罰金が科された。

 今回のアクシデントでは、ライコネンの2回目のピットストップでチガリーニ氏が左リアタイヤを交換していたところ、同選手にピットアウトを合図するシグナルが誤って表示された。

 その後、サーキット内のメディカルセンターから運ばれた先のバーレーンの国防軍病院(BDF Hospital)で手術を受けたチガリーニ氏は、自身のインスタグラム(Instagram)で「手術は成功した」と報告。「私について質問したり、心配したりしてくれたすべての人に感謝したい。とにかく、本当に感謝の気持ちに尽きる。ハグ」とつづった。

 一方、レース直後の反応が冷たかったとして、ソーシャルメディア上で批判を受けていたライコネンも、この投稿に対して「早く良くなりますように!」と返信している。

 問題の場面では、左リアタイヤが外されていないにもかかわらず、4つのタイヤすべてが交換されたことを合図する青信号が表示されてしまった。フェラーリ側は、自動システムが正常に作動しなかった原因の調査を即時に開始している。(c)AFP