【4月10日 AFP】(更新)北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は10日、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長が9日の党政治局会議で、「朝米対話の展望」について分析、評価したと伝えた。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領との首脳会談が5月にも計画される中、金委員長が米側との対話に公式に言及したのは初めて。

 金委員長は会議で、今月予定される韓国との首脳会談を含む「朝鮮半島の最近の情勢」について報告。「現在の北南関係の発展の方向性、および朝米関係の展望について深い分析と評価を行った」という。

 トランプ大統領は米朝首脳会談の要請を受け入れており、9日には5月か6月上旬に開くとの見通しを示した。

 しかし、北朝鮮側は、非核化に関する米側との首脳会談の申し出を正式には確認していない。申し出は訪朝した韓国の特使からホワイトハウス(White House)に伝えられた。

 金委員長の9日の発言にも、トランプ氏との首脳会談への具体的な言及はなかった。(c)AFP