【4月10日 AFP】(写真追加)インド北部のヒマラヤ(Himalaya)地方で9日、山間部の道路を走っていたスクールバスが深い渓谷に転落し、子ども27人を含む少なくとも30人が死亡した。地元警察が明らかにした。

 事故が起きたのは、ヒマチャルプラデシュ(Himachal Pradesh)州の州都シムラ(Shimla)から約325キロ離れたヌルプル(Nurpur)近郊。帰宅する児童らを乗せたバスが、崖から転落した。

 地元警察幹部は事故現場からAFPの取材に応じ、バスは深さ60メートルの峡谷に転落し、子ども27人、教師2人、運転手1人が死亡したと語った。乗車していた子どもたちの大半は10~12歳で、地元の学校からバスに乗車していたという。12人が病院に搬送され、その多くが重体となっている。

 インドでは死者を出す交通事故が多発しており、毎年15万人以上が死亡。事故原因は主に、劣悪な道路や車の整備不良、無謀運転にあるとされる。(c)AFP