【4月9日 AFP】フィリピンの首都マニラで8日、半裸で街を走るレース「アンダーパンツ・ラン(Underpants Run)」が開催され、下着、腰巻き、チュチュ、ボディーペイントなど、思い思いの格好をした若者約1000人が参加し、汗を流した。国民の大部分がカトリック教徒で保守的なフィリピンで同レースが開催されるのは初めて。

 穏やかな天候の中、高級ショッピングエリアで開催されたレースには、露出度の高い衣装を着たランナーを一目見ようと、明け方から大勢の観衆が集まった。

「目の保養になるし、みんなすごく楽しんでいる」。5キロ部門を完走したITエンジニアのロナルド・トゥガデ(Ronald Tugade)さん(30)は、AFPの取材に述べた。

「沿道の人になぜそんな格好をしているのかと聞かれた」と話すトゥガデさんは、「腹筋が割れている男性やセクシーな女性」に気を取られ、26分という比較的遅いタイムになってしまったと明かした。

 Tバックやボディーペイントなどで参加した大胆なランナーもいれば、腰みの、淡い青色のバレエ用チュチュなどユニークな服装のランナーもみられた。(c)AFP